M・C・バシオーニ(Bassiouni)正義賞
M・C・バシオーニ正義賞の目的は、ジェノサイド、人道に対する罪、戦争犯罪を含む核心的国際犯罪に関する審判、訴追、捜査、文書化、弁護、分析あるいは研究にもたらされた功労のうち特に優れたものを表彰することにあります。功労の優秀性認定にあたっては様々な要素が考慮されますが、重要なのはその質、清廉性、継続性、一貫性、革新性、乗り越えた危険その他社会的・経済的事情、そして果敢性です。審査では功労が公共善あるいは価値を生み出したかどうかが特に問われます。また学術的な厳密性及び創造力も評価の対象になります。
正義賞の授与がそれぞれの分野における専門家の活躍を促すことが期待されます。そのため、受賞理由には功労が表彰の対象となった決定的資質が明記されます。
この賞は毎年一回を超えて授与されることはありません。また受賞相当と認められる候補者が特定された場合のみ授与されます。
正義賞授与は当フォーラム顧問4名およびディレクターからなる審査委員会が決定します。フォーラム顧問が審査委員会委員に任命されるのは受賞者候補推薦の締め切り後ですので、フォーラム顧問を受賞者候補として推薦するにあたりなんら妨げになるものではありません。審査委員会の秘書はアルフ・ブテンション=スクレ(Alf Butenschøn Skre)です。
この賞は、国際刑事法の創設者の一人であり国際法貢献に職業人生を捧げてきたM・C・バシオーニ教授にちなんで命名されました。
2013年度 M・C・バシオーニ正義賞の候補者推薦は2012年10月1日以前にEメールで[email protected] まで届け出があったものまで受付けます。届け出の際には推薦理由の簡単な説明を添付してください。